はじめに
使いやすそうで弱い?
最初のゲットチャレンジイベントのプロモとしてイラスト違いが登場し、注目を浴びたニャース。しかし一見強そうに見えるが「あれ?意外と使いずらいな?」となるポケモン。
使いこなすには少しクセがあるため、今回はニャースの採用基準・コツをご紹介できればと思います。
ニャースの特徴
強み |
・進化へのアクセスが安定 デッキを多く触ることが出来るため、進化ポケモンを引く確率が上がり”進化の安定感”が上がる。 |
弱み |
・攻撃の初速が落ちる ニャースにエネルギーを1枚使うということは、他ポケモンの攻撃ワザに使うエネルギーが1枚減るということである。そのため「進化はできたのに攻撃が出来ない!?」という状況に陥る事が多い。 |
ニャースと相性の良いデッキ
- エネルギー加速手段があるデッキ
- 低エネルギーで攻撃できるデッキ
結論から言えば、サーナイトやカスミと一緒に使うと強い。エネルギーゾーンから手張りする以外にエネ加速ができるデッキは、ニャースに手張りをしても攻撃に回すエネルギーがあるため攻撃の初速が遅くなるというニャースのデメリットは無くなる。
他には、ナッシーex・スピアー・マタドガス等の少ないエネルギーで戦っていけるデッキとも相性が良い。つまり1エネで始動できるデッキなら、ニャースにエネルギーを張る余裕もあるため、進化の安定感を上げながら攻撃スピードも維持できる。
おすすめのデッキ (一番大事なポイント
ここまでニャースを解説してきたが、言葉だけではイマイチ実感できないと思います。そこでニュースの欠点がよく分かるデッキを紹介します。
実際に試してみることでより理解が深まると思うのでデッキを組んでみてください。
「ニドキング・ニドクインデッキ」 ~featニャース~
相性が良さそうだが・・・
ニドキング・ニドクインデッキは2進化が2種類入れる必要があるため、デッキスペースが少なくなってしまうという大きな欠点を抱えているデッキである。
2進化を2種類立てないと最大火力にならないという運要素が大きいデッキのため、一見ニャースと相性が良さそうに見えるデッキだが・・・相性がとても悪い。特に先行ならニャースのデメリットがわかりやすいでしょう。「進化は安定したけど、エネルギーが足りないよぉ~」となること請け合いです。
先行はニャースがあろうとなかろうと2進化を最速で立てることが先行3ターン目には、エネルギーが2枚しか貼れないため、棒立ちになるターンがどうしても生まれてしまう。前のターンニャースに手張りなんてした日には、2進化ポケモンが2ターン棒立ちになってしまう。
実際にニドキング・ニドクインfeatニャースデッキを使ってみることで、こうしたデメリットを実感することができるでしょう。いまいちピンとこなかった人は、ぜひ組んで使ってみてください。
ニャースを外してみる
「ニャースの変わりに壁役を」
次にオススメしたいのが、ニャースの代わりに壁役を採用したデッキだ。
進化速度は落ちるが壁役がいるため準備に時間をかけることができ、ニャース入りの構築よりも格段に安定したバトルを展開できる。
ニャース入りを使った後に試してみるとニャースの欠点がより実感できるため、こちらも組んで対戦してみてください。
ただし、ニドキング・ニドクインが運ゲー要素が強すぎるデッキであることに変わりはないので、あくまで”ニャース編成に比べて強い”だけであって勝率は5~6割が限界な点に注意。
※「サンダーex」を壁役にしたデッキリストにしていますが、「カビゴン」や「ラッキー」「ガルーラ」等の壁役でも大丈夫です。逃げエネ1と軽いため「サンダーex」を採用しております。
まとめ
「ニャースは強いが構築を選ぶ」
運要素の強いポケポケにおいて、進化を安定させるられることは非常に強力。しかし、攻撃の初動が遅くなってしまうという明確な欠点が存在するため、採用には十分な注意が必要である。
相性の良いデッキを見極めることができれば、とても強いカードであることは間違いないため、この記事でニャースの採用基準を見極められるようになって貰えたなら嬉しいです。
以上になります。
今回はニャースに焦点を当てたかったためなるべく環境デッキの話をしませんでしたが、1番目立ってわかりやすいのはミュウツーexサーナイトにニャースを入れることでしょう。
サーナイトさえ立てば勝ちと言っても良いミュウツーexとは非常に相性が良いカードです。ただしミュウツーexの逃げエネが2と重いため、ニャースに繋げるよりミュウツーexに手張りして殴った方が強いや。となるのがオチですが・・・(笑)
最後になりますが、実はとある環境デッキと陰に隠れたあるポケモンを合わせたニャース構築はTier1に食い込むほど強いので、ぜひ探してみて下さい。(その内、記事にして紹介すると思います)