■デッキ総合評価
環境 |
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Tier1 |
デッキタイプ |
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コンボ |
パワー |
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★★★★☆ |
速度 |
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★★★★☆ |
■デッキ解説
相手に合わせてアタッカーを変えて戦う変幻自在のコンボデッキ
新アタッカー「キュウコン」を採用することで、今まで苦手としていたミュウツーexのような高HPポケモンへの苦手意識を克服したファイヤーexデッキ。
ピカチュウexやスターミーex等の低HPポケモンはマルヤクデでワンパンし、一撃で倒せないポケモンはキュウコンの圧倒的なスピードで制圧する。中速コンボデッキと爆速ビートダウンデッキの特徴を併せ持ったハイブリッドデッキ。
強み |
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・エネルギー加速 ・たねポケを倒しやすい70打点 2ターンで140打点出るため、ファイヤーexにエネ貼っていれば展開に遅れた相手をファイヤーex単騎で落とすことも可能。 |
強み |
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・exポケモンも射程に入る火力 ・水弱点も気にならない高HP 環境に多いピカチュウex・サンダーex・スターミーexを射程に納めることができるため逆転が狙いやすい。1進化なのでリザードンよりも運要素が低いの好感。HPも1進化ながらex並みにあるため、スターミーexとも打ち合っていける。 |
強み |
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・逃げエネが① ヤクデスタートでもスピーダーを合わせれば後攻1ターン目からファイヤーexのエネ加速に繋げられる。 |
強み |
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・ミュウツーexキラー 2ターンで90ダメージという環境で猛威を振るうピカチュウexやスターミーexと同じダメージラインのポケモン。炎タイプで最速最高火力を誇るアタッカー。 |
■環境相性
対ピカチュウ
圧倒的有利 ピカチュウキラー
HP130以内のポケモンしか存在しないピカチュウデッキとは相性が良く、余程運が悪くない限り負けないピカチュウex特攻デッキ。後攻のピカチュウは全デッキ中ぶっちぎりの強さを誇るが、後攻2ターン目から攻撃し始めた最速最高火力のピカチュウex相手にも逆転勝ちできるほど相性が良い。
相手がマルヤクデを1ターン目から警戒してきた場合、唯一の勝ち筋であるサンダーexを育てることがある。その場合は、マルヤクデはファイヤーexのワザで育てつつ、ファイヤーexにエネルギーゾーンから手張りをしてファイヤーexでも戦えるようにすると効果的。ファイヤーexで殴ると、それを嫌って後ろから出張るサンダーexをマルヤクデでワンパンし勝ち筋を無くす動きが強力。
対スターミーex 対フリーザーex
カスミが無ければ有利寄り
HP130のスターミーexをワンパンでき、ボス込みならフリーザーexをもワンパンできるため十分に戦っていける。マルヤクデの弱点が水だが、HPが130もあり弱点込みでもワンパンされることはないので以外と弱点は気にならない。ただし、フリーザーexのベンチ10点狙撃が思わぬ負け筋に繋がるのでケアが重要。
さらに相手の展開が遅れた場合は、キュウコンの速攻ビートダウンで早々に決着が着くことも多分にしてある。カスミによる運やスターミーexを引けるか・マルヤクデが育ったか等の運要素が大きいため、安定した勝利は望めないためプレイヤースキルが如実に表れる。
対ミュウツーex
キュウコンの速攻ビートダウンが刺さる
従来のファイヤーexデッキであれば、じっくりと盤面を整えて巻き返すミュウツーexとの相性は良くなかったが、キュウコンのおかげで盤面が整う前にバトルを崩壊させることができ有利に戦うことができるようになった。
マルヤクデではHP150のミュウツーexをワンパンできずゲームテンポが遅くなりがちで、サーナイトを準備させる猶予を与えてしまうため圧倒的に不利。そのため、ファイヤーexの炎エネ加速が3連表になったりでもしない限りはマルヤクデを無理に育てる必要はない。
採用カード 比較
リザードンex・ウインディexを採用しない理由
リザードンex → 2進化で安定しない
ウインディex → サンダーexは倒せない
リザードンexの弱み
どんなポケモンも一撃で倒せる強力なアタッカーだが、2進化ポケモンのため安定しない。
それに比べてマルヤクデは1進化で130打点が出せ、リザードンに比べて準備にかかるターンが1ターン少なく安定して戦える。さらに言えば、想定される仮想敵が「ピカチュウex」「スターミーex」「サンダーex」であることからリザードンexの火力は余剰であるため、マルヤクデを採用している。
そのうえ2進化ポケモンは、デッキの枚数を圧迫するため「ナツメ」「サカキ」といった優秀なサポートカードをキュウコンと一緒に採用できない。
ウインディexの弱み
マルヤクデより少ないエネルギーで戦っていけるが、打点が足りないうえにリスクが付きまとう。
3エネで120打点は非常に魅力的ではあるが、現環境で使用率・勝率が高いデッキにはHP130の「サンダーex」「スターミーex」やHP140の「フリーザーex」「ガラガラex」などといったポケモンが多く存在しており一撃で倒せない。
たとえ1エネルギー少なくワザを打てるからと言って、サカキ込みの射程を考えてもマルヤクデには一歩及ばない。ベンチにポケモンを下げる猶予を与えてしまうというのはポケポケでは致命的である。
さらに自分自身にもダメージを与えてしまうため、水デッキとの対戦では弱点込みでワンパンされるリスクがあがるため水デッキに対する脆弱性が上がってしまう。
カツラを採用しない理由
キュウコンの役割が違う
従来のカツラデッキでは、キュウコンでピカチュウexを狩る動きが強力。しかし、マルヤクデを採用したファイヤーexデッキではその限りではない。
サンダーexまでも射程に収めることができるマルヤクデで十分圧勝できるため、キュウコンはミュウツーexと戦う時にしか使わないと割り切って運用する方がよい。もっと言えばカツラを採用するよりもHP100ラインのガルーラ等をケアし、HP140のフリーザーexラインもケアできる「サカキ」を多く採用する方が堅実。
■総評
もしや最強?
環境に一番多いピカチュウexを一方的に狩ることができ強力。火デッキでありながら水デッキにもしっかり勝ち筋があるところが高評価。ファイヤーexのおかげでデッキ速度は一定に保たれているため2進化デッキ等の展開速度の遅いデッキとの相性も良く、様々なデッキと戦っていける。
唯一の欠点であったミュウツーex対面でも戦っていける相性の良い相方「キュウコン」のおかげで、どんなデッキタイプとも戦っていけるオールラウンダーなデッキとなった。
現環境においては最強と言っても過言ではないかもしれない。ただし、一つ言えることがあるとすれば「カスミさえ居なければ…」である。むしろ、このデッキの存在に開発段階でいち早く気づいたおかげで、マルヤクデの対抗手段としてカスミが開発されたのではないだろうか(?)と筆者は思っております。
さいごに
大会等での使用率が高いピカチュウexを一方的に倒せ、逆転を狙える攻撃力を持っておりヒリヒリとしたサイドレースが楽しめる良いデッキ。ファイヤーexで育てるだけというシンプルで使いやすいため初心者にもオススメできる。
ぜひ、ピカチュウexに連敗が続いた時に使って欲しいデッキです。