■デッキ特徴
火力:☆☆★★★
速度:☆☆★★★
難度:☆☆☆☆★
『ロスト完封!ロストキラー!
HIT&RUN!~苦手を押し付けるチキン戦法~」
…小突いて逃げて、強特性を押し付ける。相手の場を引っ掻き回す、ごちゃごちゃポケモン舞踏会デッキ。
強力なデッキロック『ヒット&ラン』
ウェーニバルexの技『エキサイトサンバ』は、相手ポケモンにダメージを与えながらベンチのポケモンと入れ替えることができ、本来火力が低いクレッフィと組み合わせることがデッキロック+攻撃を同時にこなすことができる。
ポイント:相手にダメカンを2つ乗せる『かがやくカメックス』やダメージを10点強化する『げんきのハチマキ』と合わせることで、HP70ラインのたねポケモンを倒しながらデッキロックも可能になる。
VSTARライン280点『特性ポンプショット』
技『スクリューシュート』とまけんきハチマキ・特性『ポンプショット』を合わせることで、230+30+20とVSTARラインHP280点をワンパンができる。また、非VであることからVポケモンから受けるダメージを軽減できる『Vガードエネルギー』を貫通できるのも魅力の一つ。
ポイント:比較的展開が遅いデッキのため、サイド1~2枚程度先行されることが多くまけんきハチマキとの相性も〇
■多用なデッキロック
Vキラー『ミルタンク』
V進化をメインアタッカーにするVデッキ相手に無敵耐性を誇るミルタンクは、exの登場により活躍の機会を失いつつある。
しかし、逆に環境読みで対策カードを詰まないことも増えているため、アルセウスギラティナをはじめとする一部デッキを完封することが可能なこともあり、完封できなくとも相手の展開を遅らせる強力なカード。
とおせんぼ『カビゴン』
たねポケモンの逃げるエネルギーを1減らすことができる『ビーチコート』の登場で交代の選択肢が増え、入れ替え札を絞ったデッキが増えたex環境では刺さる場面が多い(?)
また『ミュウVMAX』『レジエレキVMAX』等逃げエネが0のポケモンが多く採用されたデッキでは、強力な技には必ずと言っていいほど次のターンワザが使えないなどのデメリット効果を持つため、逃げるに頼った相手の動きを止めることができる強力なカード。
ポイント:『トリプレットビート』で登場したジェットエネルギーにより、刺さる場面が少ないため使いこなすには鋭い読みが必要(?)………筆者はこのカビゴンに2回詰まされたことがあります…。
■相性の悪いカード
自分にも刺さる『クレッフィ』
HP70のクレッフィをはじめ、多くの低HPポケモンを採用するこのデッキでは、かがやくゲッコウガ・連撃ウーラオスのベンチ狙撃でサイドまとめ取りのリスクがある。
そのため、特性『なみのヴェール』を持つマナフィを採用したいが、クレッフィを前に出している間は自分のベンチポケモンの特性もすべてなくなっているため採用には注意が必要だ。※もちろん特性へっちゃらがおを持つビッパも同様にクレッフィがバトル場に出ている間は無効になっていることに注意をしたい。
さらに、このデッキの肝でもあるかがやくカメックスの特性も無効にしてしまうため、必ずウェーニバルexをバトル場に出したタイミングで特性を使うことを意識したい。
■総評
・ロストキラー
・試合時間節約
・難易度レベル5
同期のマスカーニャex・ラウドボーンexに注目に的を奪われたゲーム本編・ポケカでも不遇ポケモン。しかし、TOPシェア率を誇るロストに対する圧倒的キラー性能を誇るロックデッキ。
弱点タイプのミライドンデッキ・火力がいまいち届かないミュウVMAXデッキなど苦手も多く、まだまだ完成はされていないが、25分という決して長くはない試合時間の中で、最も神経をすり減らすロスト対面で余裕を持って対戦できるのは大会シーンで非常に嬉しい。
ただ、技エキサイトサンバは任意効果でない点など小回りが利かないことが多く、プレイングスキルが要求されるため使いこなすには練習が必至。…そう、たとえ楽園防衛プログラムとの真面目な戦闘でも、踊り続けなければいけない宿命を背負わされた悲しきダンサーであることを忘れるな…コドモたちよ…。
P.S.
マック・ウェニージョ
一部のプレイヤー間では技宣言時「ストライクサンバで」という言い間違いが多発してる模様なので超次元サッカー世界大会経験者は注意しましょう。